そこが知りたい!ビールの豆知識:歴史

麦

石器時代に人類が麦を植えて栽培し収穫を貯蔵するようになった頃に何かの手違いによって麦が湿気を帯びて発芽してしまいました。

あまり食糧が豊かではない時代だったので発芽してしまった麦を捨ててしまう訳にもいかなかったのです。

そのためにお粥にして食べてみたところ普段から食べているお粥よりも案外甘みがあって美味しくなっていました。

この発芽した麦を使った麦芽粥はすぐに広まり発展していきビールが製造されるようになってきたという歴史があります。

ビールはメソポタミアや古代エジプトでは栄養を摂取するために大切なものであり気分が高揚する飲みものとしても愛されてきました。

醸造の女神を称える当時の賛美歌ではシュメール人がお酒を醸造する方法が歌詞になっています。

エジプト

古代エジプトでは身分が高いファラオから庶民に至るまで幅広い身分の人たちに飲まれていました。

製造する様子が壁画に描かれていたり醸造する場所の模型が残っていたりと非常に親しまれてきたことが分かる記録がたくさん残されています。

これらの歴史的な記録を見ていると当時からすでに幾つかの種類が存在していたことや高い醸造する技術が開発されていたことが分かるのです。

古代エジプトでピラミッドを建設するために働いていた人たちにはビールが支給されていました。

栄養が豊富で喉の渇きも癒してくれるため非常に大きなピラミッドを建設するためには必要不可欠な存在であったかも知れません。

スフィンクスとピラミッド

ピラミッドはギリシャの歴史家の調査によると10万人の人員が20年以上の年月をかけて建てたとされているので非常にたくさんの量が飲まれていたことが想像できます。

ギリシャ人が残した記録によると古代エジプトで造られたビールは比較的アルコールの含有量が多くワインと同じ様に飲んだ方たちが歌ったり踊ったりするような陽気な気分になるものでした。

古代エジプトにはお酒を飲みすぎた方の絵や飲みすぎを警告する教訓などといった歴史的な記録も残されています。

ヨーロッパにホップが伝えられたのは、およそ5世紀から7世紀ぐらいで醸造するときにホップが使われたのは、およそ9世紀ぐらいです。

その当時は良い香りをビールにつけるために色々なハーブを調合していました。

調合したハーブのことをグルートといいグルートを調合する方法は独占販売権がある領主が秘密にしていたのです。

ホップは少しずつ利用方法が発展していき14世紀以降はホップを使ったものが多くなっていきグルートを使ったものは衰退していきました。

横浜

初めて日本にビールを醸造する工場が建てられたのは横浜市の山手という地域で明治3年の出来事です。

その当時主に購入して飲んでいたのは居留地に住んでいる外国人がほとんどでした。

やがて日本人にも徐々に飲まれるようになり明治14年に日本人向けの商品が開発され発売されています。

醸造する工場があった場所は後に日本の企業に引き継がれることになり現在に至るという歴史があるのです。